創作文芸系同人誌レビュー

ポエケット)モフモフのひつじの毛よりおさとうの国のお姫さまへ

タイトル長い
去年のポエケット戦利品。
タイトルと詩が多そうな感じと表紙の可愛さで選びました。
一応ポエケットなので、詩をメインに買いたかったので。
半年前のことなので、ほんとにその理由? と聞かれると困ります。

手紙文学と詩とちょっと不思議な夢物語たち。
そんな同人誌です。
SFというより「すこしふしぎ」なお話が多いなーと読んでいたら、あとがきに同じことが書いてあってビックリしました!
第一、毛からお姫さまへってなんだよ! って思いながら買ったからね!!
そりゃあワクワクするよね。

こんな興奮するような話ではなく、かなり繊細なお話たちなのですが、まとまっていて面白いですよ。
表紙がかわいいです。
ファンタジーみたいな冒険はありませんが、幻想的なお話たちです。
コミティアなどで見かけたらお手に取ることをお勧めします。

サークル名:象印社 作者:くまっこ
タイトル『モフモフのひつじの毛よりおさとうの国のお姫さまへ』
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『詩とファンタジー』秋栞号を読みました。+みゅう209号

何年かぶりに『詩とファンタジー』を買いました。
2009年ごろによく投稿していました。
その後もちょいちょい買ってましたから、3年ぶりでしょうか。
やなせたかし氏訃報のニュースが飛び込んでこなければ、忘れているところでした。
『詩とメルヘン』の読者が周りにけっこういるんですね。
ただ『詩とファンタジー』という後継誌が出てることを知らない読者が多いのもさびしく思いました。

巻頭詩。
いつも通りのやなせ氏でした。
あなたはどう?
って最後に聞いてくるの。
アンパンマンのイラストと詩で、直筆のものをコラだというお騒がせツイートがありました。
『詩とファンタジー』読んでればわかるけど、けっこうキツイですよ。
脳みそが足りないとかふつうに書きます。
怒るときはちゃんと怒ってるとわかる文章を書くやなせたかしさんが好きでした。

詩とファンタジー 2013年 12月号 [雑誌]詩とファンタジー 2013年 12月号 [雑誌]
(2013/10/19)
不明

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ネットショップでは中古品が高額で売られているみたいですが、重版が決定したとのことです。
町の本屋さんに置いてあるといったツイートも多いです。
見つけにくいかもしれませんが、文芸雑誌関連の棚やコーナーにひっそりと置いてあることが多いです。
ユリイカや現代詩手帖などとともに、背表紙しか見えない形で置いてあることも。



参加している会員制同人雑誌『みゅう』には『詩とメルヘン』、『詩とファンタジー』読者が数多くいます。
やなせさんより先に亡くなった方も含めて。
詩や短歌の世界では、まだまだ同人イベントには出回らないような同人雑誌が数多くあるようです。



詩の応募はやなせさんへ宛てたお手紙。
そのことに気づかず投稿してた私の詩が掲載されることはありませんでした。



同人雑誌では誰かに宛てたお手紙や詩がたくさん掲載されています。
『みゅう』は20年続いている同人雑誌です。
私が参加するきっかけは、会員であるあおばさんが文学フリマで『みゅう』を委託販売してたからでした。
しかも、元々は文月悠光さんのペーパー目当てでスペースに寄ったのです(笑)
興味を持ち、参加してすぐにポエケットで編集長の藤鈴呼さんにお会いできました。
長年、多くの読者から信頼される編集長というのはすごいですね。
同人界のやなせ氏を目指して(目指さなくても、なってるかも?)、鈴呼さんには頑張ってもらいたいものです。

藤鈴呼ブログ
TwitterID @FUJISUZUKO
ブログ記事の更新情報のみのようです。

ポエケットへ行ってきました

用事を終えてから向かったので、17時半過ぎ着。
この時点で、雨がパラパラ降っていました。
それでも傘をさすほどではなかったのですが。

購入したもの

空想少年はテキストデータの夢を見るか
 ツイッター小説「小説家ごっこ」 
 SPIRAL

象印社
 モフモフのひつじの毛よりおさとうの国のお姫さまへ
 さようなら

みゅうブースにて
 みゅう vol.219
 サイバーパンク(ぷよつまさん)

会員制サークル「みゅう」の鈴呼さんは来られないとわかっていたのですが、前にオフ会で会った人も来るようなので会えたらいいなーと軽い気持ちで行ってみました。
あおばさんにわかってもらえて良かったです(笑)
ぷよつまさんは初めてお会いした方なのですが、ちょっとじっくり読んでみたかったので購入しました。
他に買いたいものもいっぱいありました。お財布が~。
到着時刻が遅かったのでもう撤収しているところもあって残念でした。

前日夜に、知り合いから久しぶりにメールが届き、ポエケットで落ち合おうと言ってたのです。
が、会場では圏外なんですね!
朗読も気になったのですが、疲れてしまっていて連絡とれないのも気になったので早めに会場を出ました。

18時過ぎ、両国はお天気雨でした。
お天気雨だけど、けっこう降ってました。
雨降ってるけど、振り返ったら大きな虹が見えましたよ。
やっぱりもう夏なんだなと思いながら両国をあとにしました。

コミティア104)TOLTA5

よく考えたらさあ。
今週末、ポエケットなんだよねぇ……。
まだコミティアで買った同人誌、全部読み終えてない!
特にたかむら書店さんのを買ったのに、なんだかみんなのアイドルくーちゃんこと牟礼鯨氏の解説目当てに買ったみたいじゃないか!
と自分に憤慨してるところです。
(いいから早よ読め)

『TOLTA5』です。
ここはいつも作りがしっかりしていて感心します。
短歌は創作小説と違って、結社単位で若くから動いてる感があり、えっちらおっちらやっとこさ動いてる創作小説界隈とは違うフレッシュな眩しさをいつも感じております。

なんかすごいダメな文章になったが気にしない!!

ネット上、とくにTwitterを使って実験的に動いていた「ひらくと飛ぶ本」(トルタバトン)の経過や結果などが人毎に記されております。
私は井上法子さんと久石ソナさんのトルタバトンに積極的に参加させていただきました。
あまりにも数が多くて、全部は追い切れませんでした。
というかそもそも、文学フリマでたまたま購入した「Daggar‡」を読んでファンになった井上法子さんしかフォローしてなかったのでよくわからなかったのが正解です。
ちなみに井上さんの姿は、NHKBS2かなんかで短歌の番組を半日ほどやっていて、そこに出演していらしてたので見たことがあります。
(どうでもいい情報)
トルタバトンの選出基準がわからず、短歌を詠む人(歌人)しか選ばれないのかと思っていたら、そんなことはなかったようでした。
エアリフレクソロジーをやった星四郎(せいしろう)さんという方がいらっしゃいました。
実際、短歌を詠む方なのかもしれないですけど。

他に、女子高生詩人として有名に?なった文月悠光さん(詩集持ってます)も参加していたことを知りました。
コミティアでは、この企画に参加している方が売り子をしていたのですが、どのページだったのかすっかり忘れてしまいました。
どのページも面白かったのですが、夢 ことばのルービックキューブ は河村塔王さんがやりそうだなぁと感じながら読んでいたので印象に残っています。

河村さんが短歌を詠む人ではなさそうだけど、いてもおかしくない本でした。
(もはや何を言ってるのかさっぱりわからない)

コミティア104)ICU3冊

ICU/河村塔王さんの3作品。

「ある会話についての会話(仮)」
なんだろう。女性の噂話って、もうどこかでした会話についての会話ですよ、って思う。
そういう感じではないのだけれど。
「往復書簡」よりもカジュアル(?)な感じを受けました。

「頭の中で組み立てるお話」
最初、ページをめくったときは、それこそ、んん!? と思いましたが……。
慣れてくると、本当に頭の中でお話を作り始めてしまいますね。
そしてページが進まないこと進まないこと。
ページ数の割に重たい本を読んだ気分になります(笑)
いや、ほんとに。おススメです。

「受胎の書」
これねぇ、綴じてあるから鋏を入れなきゃいけないわけですよ。
でも、入れるのが嫌だからここまで取ってたんですけど。
えいやっと切り開きながら読みました。
切り開きたくないなら、もう1冊買えよって話ですけど。
それはまぁ、まだ見ぬ読者のために1冊しか買わなかったわけです。
お話を産むことと、閉じてあるページをひらく。
うまく合わさっていて面白いなぁと思いました。
内容はいつもの河村節です(笑)

絶対移動中 東京以外

遅くなりましたが。遅くなりました。
絶対移動中vol.13 開拓せよ!最前線。
後半の企画、東京以外について。

みつかちゃんの「絵本の中」かわいかった。
作品としては全然いいんだけど、企画としてはうーん。
田舎だと、さいたまちばかながわあたりは東京とまとめて一緒にトーキョーで通じちゃうんですね。
下手すりゃいばらきぐんまも入るのでかなり広いんです。
東京以外ってもっと広いじゃないですか。
そういう視点も入ってたら作品の広がりもテーマに沿う感覚もぐっとよくなるんじゃないかなあ。
東京でも島があるじゃない! みたいな気力で。
日本の最東端は東京都だけど、最南端も東京都なのよ! ぐらいな威力で。

鳥子さんの「あしもとふにょい」よかったー! これよかったー!
京都人の感覚って絶対東京人が持ってるものと別物だよなと思ってましたー!
タイトルがほんわかまるいイメージなのに、けっこう本文がトゲトゲでこのギャップもなかなかよいのです。
あと基盤の目の中の人という表現が気に入りました。ははぁなるほどなぁって。

有村さんの「空間クレオール」難しかった。
たぶん、もう少しページ数があったほうが有村さんの安定した面白さが引き出せるのだと思う。
なんというか、この短さだと鳥子さんの面白さや魅力は充分に引き出せるが、有村さん向きではないというような。

三糸さんの「趣味の翻訳」存在しない国。いいね、こういうの!
東京以外なんだから、このぐらい開拓してほしかった。
みんな東京からほとんど離れてないじゃん! 東京以外なのに。関東地方じゃん!
ということで、良いと思いました。

月だって東京以外なのに! とか思いながら読んでました。
表紙のデザインがかっこよろしかったです。
この女の子に会ってみたいです。会うというか物陰から観察したいです。
裏表紙はシンプルにまとまってましたけど、うーん。
ペンギンさんかわいいです。

絶対移動中 vol.13 開拓せよ!最前線絶対移動中 vol.13 開拓せよ!最前線
(2013/04/14)
青砥 十、秋山 真琴 他

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コミティア104)絶対移動(中)大賞 声

6月に入る前に、やっぱりもう少し気合い入れて感想を書いておきたいなぁと。

絶対移動中です。
今回は絶対移動(中)大賞の作品をいくつか掘り下げられたらいいなぁと思います。
私が気に入った作品は、母性の爆発、声。
腐中市の人々はそこまでではないのですが、気になる小説です。
これ、流れで現代詩が出てきそうだなぁと思ったら、出てきたり。
なぜかクスッと笑いそうになってしまう小説でした。
私が詩手帖や詩とファンタジーに投稿したことがある人間だからかもしれませんが。

ざっと読んで気になったのはもちろん大賞の作品でした。
母性の爆発もなんだかすごかった。
けれど、こう一か月近くたってみてふと気になったのは声という小説でした。
あまり光ってはないけれど、安定していました。
他の作品はトゲトゲしていてもの珍しい花なのですが、この声という小説は野原に咲く一輪の小さな花のようでした。
あとがきもさっぱりしています。
楽しくてしかたありません、と。
しっかりと根を張った自信が気持ちを後押ししてくれるようです。
初心忘るべからず。
この言葉がぽんと頭に浮かびました。

声が音に聞こえる、何の音に聞こえたんでしょうか。
実際は、声も音の一部なのでそこがひっかかってしまいました。
例えば、モーニング娘。の道重さゆみさんの歌部分が機械合成されていると本人が申しているのですが、そういったような声でもなく音とも言い切れないものなのか。
まったくの機械音に近いのか。
その辺が弱いな、と思いました。
もう少し、強いオチがあってもいいと思いましたが、なんだか何か月後かにまた読み直したくなるような力強さを感じました。
何度か掲載されて、このような私の『声』が届けば、変わるのではないか。
そんな可能性を秘めているように思いました。

コミティア104)ホテル惺明館のお客様

もうすぐ6月ですね。
なんと関東では梅雨入りしたとか。
去年はうんと遅かった記憶です。今日は雨も降ったせいか涼しく感じます。

さて!
またまたNaturalMakerの真乃さんの小説です。
おもしろかったー。じわじわ来ますね。
ファンタジー部分がなくてもいけそうな気もしますが……。
小説として嘘があるから明るく読めるのかもしれませんね。
表紙も小説世界と合っていて雰囲気が伝わってきます。
「あるどろぼうのものがたり」や「どうして」の雰囲気を残しながら、大きな物語へ昇華しそうな気概を感じました。
今後も本当に楽しみです。

勢いより落ち着きが勝ってきたので短くてすみません。

コミティア104)マンガ3冊

小説の感想は一休みして、マンガの感想を。
2サークル3冊です。
そのうち1冊はもらってます。ありがとうございます。
海底医務院の倉田殿です。
大学のゼミが同じだった縁で仲良くさせてもらってます。
推理小説も好きな者同士、よく話が合いましたよね。

今回もらった本は「キョンシー&マスター」。
キョンシーと新米道士娘のデコボココンビの話です。
実は、キョンシーはともかく道士ってどういう職業なのかイマイチわかってなかった。
9nineが深夜やってたキョンシードラマに海荷演じる道士が出てくるんですが、見てもわからなかった…!
なぜか最終回にはるかぜちゃんが出演してるドラマです。
わりと最近のドラマです。
なので、今回わかってよかったなぁ。
あ! そういえば、今連載されてる「葛木信二朗の日常」にもキョンシー出てくるんだよね!!
まだ4巻買えてないけど……。
どうなってるのか気になってきた!

そして宵町めめさんの「川底幻燈」1,2。
宵町さんとは秋山真琴さんの主催するミスボドでの初心者人狼村でご一緒しました。
秋山さんのツイートを見たかなんかで、とりあえず寄ろうとスペースに押しかけましたね。
とてもかわいらしい雰囲気から想像してなかったカッコイイマンガ……!
あ、でもふわふわ?した感じなのは作者と同じかも。
現代和風ファンタジーみたいな。ちょっと怖いけど、ホラーとまではいかない、感じ。
ただ1冊目だけではどういうストーリーなのか? まったく見えなさすぎて大丈夫なのかな?
と思ってしまいましたが、2冊目ではだいぶ落ち着いて世界観などを書いてあり親切な感じを受けます。
1冊目もおもしろいといえばおもしろいのですが、主人公の背景などをもう少し書き加えたほうが親切だったのだろうと思います。
それを受けての2冊目かなぁとも思います。
あまりにもストーリー展開が読めなさすぎる不安が先行していて、うーんどうかなぁと。
主人公の性格が安定してない、変わりすぎとも思ってしまって3冊目で描かれるのかなぁ。

おもしろいのだけれど、ちょっと難しいです!
なんというか、肩肘はらずに楽しめないというか……。

EX ゆるふわ作者から質問をもらったので答えてみる

書き込んでたらいきなり前のページに戻って全部消えた。消えた。

青砥十@ゆる化け作家 ‏@sleepdog 5月11日

@n0ppe 貴重なご感想ありがとうございます。いや、話題沸騰にはなってないと思いますが…。 キャラの掘り下げは短編一作の中でやるのは難しく、確かにシリーズで積み重ねてきた延長であると思いますので、そこはその通りですね。選評の通りです。あと、絶対移動中は移動がテーマなんですか?

応募募集ページが見つからないー。
あった。
>・お題「絶対移動中に載せたくなるような作品」
『絶対移動中 開拓せよ!最前線』には明記されてませんでしたよね…?
伊藤鳥子さんによる選評(p.107)から
>応募作の中ではもっともテーマに踏み込んでくれた作品だと思う。
テーマ=お題でいいのか、それとも別なのか。
選評でも、テーマやお題に触れているのはここのみだったのだが。

ゆるふわ作品もそうですが、移動という言葉そのものや何かが移動すること、に焦点をあてた作品が多いように感じました。

青砥十@ゆる化け作家 ‏@sleepdog 5月11日

@n0ppe すいません…何か粘着質みたいでほんとにすいません。いただいた感想は熟読する性格で…。 >少女漫画というより一昔前の少年漫画。現代の少女漫画を読んでみてください。 というのがよく分かりませんでした。私は男でほとんど少女漫画を知らないのですが、どんな意味なんでしょうか?

少女漫画は選考記からですね。
>ラノベというよりは少女漫画(p.103)
誰が言ったかは存じ上げませんが、この作品がキャラクター小説である限り、(特に現代の)少女漫画ではなくヒロインがテンプレート化されてた時代の少年漫画、というのがふさわしいと思いました。
ほめてるわけでもけなしてるわけでもありません。

というか。
何かの賞に応募する気概があるならば、まったく新しい読者の存在に目を向けてほしかった。
なので、積み重ねの延長といわれてもね。
新規読者は、それがシリーズものなのかどうかも判断できないし、そこに掲載されているテクスト分しかその物語を知りえることはできないのだから。
プロの作家になりたいかどうかはともかくとして、そういう部分を書いても面白さに支障がない、もしくはわからなくても完結している話を目指してほしい。
もっと面白い小説を書けるようになりたい!と思う作家さんたちへ強く願います。
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