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青い花4巻を読みました。

以下、感想に代わって短編をお届けします。
百合注意報。
 彼女の青ざめた顔が鏡に映った。これで幾度目だろうか。そんな顔を彼女にさせて、「生きる価値がない」と思う私を彼女はそれでも何度も救ってくれた。じゃあ、彼女が青ざめた理由は何だって? 聞きたい? そんなに聞きたい?

「私が男と付き合うの嫌?」

 そういうこと。彼女と付き合っているのに、浮気した。彼女が嫌なわけじゃない。私の中では、くっりきと分かれてる事柄。男と付き合うこと、女と付き合うこと。バイって言われたこともあった。でも違うと思った。彼女は私を好き、でも私は彼女をどう思っているかわからない。救ってくれる彼女がいなかったら今の私はないのかもしれない。本当は、浮気して私が男と居るところを何度も見させるのが、彼女を救うことに繋がるのだと夢見ているのかもしれない。

 夢? 私の夢? 同性と結婚したいんです。家族を持ちたいんです。これってそんなに変なことですか。きっと変なんでしょう。私の彼女は、しょっちゅう男と浮気してますから。ストレートと付き合うとこうなるんだってわかって良かった。でも、いつも彼女は見捨てられるのが嫌な猫や、赤ん坊と同じ顔をしているから、一緒にいます。いつの間にか、”好き”と離れてしまった。”嫌い”じゃないのは確かよ、ええ。そんなことを考えながら、彼女の浮気を聞くと、顔から血の気がさっと引くのがわかる。

「だから、どうしたいの?」

『わたしのすきは、あなたのすきとちがうの』
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